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2014年10月

ジョーンズ・デイ・コメンタリー:対米外国投資委員会(CFIUS)は取引を禁止する前にデュー・プロセス(適正な手続)を踏まなければならないと判断-米国コロンビア特別区巡回区控訴裁判所

米国コロンビア特別区巡回区控訴裁判所は、本年7月15日、Ralls Corp. v. Committee on Foreign Investment in United States事件において、国防生産法(Defense Production Act)のエクソン・フロリオ修正条項に基づき、CFIUSの審査を経て大統領により禁止又は差止めを受ける対米投資の当事者は、デュー・プロセスの権利を付与されると判断しました。

本件は、中国企業であるRallsが、同社による米国企業の買収を認めないと米国政府がエクソン・フロリオ修正条項に基づき判断したことに関連して提起した訴訟です。控訴裁判所は、RallsのCFIUS及び大統領に対する訴えを棄却した下級裁判所の判決を取り消すにあたり、Rallsに対し、デュー・プロセスとして、機密でない証拠(unclassified evidence)へのアクセスとこれに対する反論の機会を与えるべきであったにもかかわらず、CFIUS及び大統領は、CFIUSによる審査の過程においてこれを怠ったことを確認しました。

この判決は、CFIUSの審査において、従前認識されていなかった手続を遂行することを求めるものですが、この判決が、米国における実務に対してどの程度の影響を与えるのかは、現在のところ必ずしも明確ではありません。しかし、日本企業による米国企業の買収に関して影響を与える可能性があることからご紹介いたします。

詳細は、Jones Day Commentary "D.C. Circuit Holds that CFIUS Must Provide Due Process Before Prohibiting a Transaction"(オリジナル(英語)版)をご参照ください。

タイトル 掲載雑誌 発行日
ジョーンズ・デイ・コメンタリー:対米外国投資委員会(CFIUS)は取引を禁止する前にデュー・プロセス(適正な手続)を踏まなければならないと判断-米国コロンビア特別区巡回区控訴裁判所 ジョーンズ・デイ・コメンタリー 2014年10月

担当弁護士

オブカウンセル :山田 亨

カウンセル :増田 好剛