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2017年7月

ジョーンズ・デイ・アラート:中華民国仲裁協会の新たな国際規則による潮流

2017年7月1日、中華民国仲裁協会("CAA")は、2017年中華民国国際仲裁規則("CAAI規則")を制定しました。CAAI規則は、台湾以外の地域を仲裁地とする仲裁を対象とし、国際仲裁において台湾を仲裁地とした場合に生じていた手続的問題を解消する措置を導入するとともに、一般的な手続の合理化を図るものです。

特に注目されるのが、CAAI規則におけるモデル仲裁条項において、外国仲裁判断の承認及び執行に関する条約を批准する香港(台湾は未批准)を原則的な仲裁地としている点です。これにより、CAAI規則の下で出された仲裁判断の執行可能性が高まります。さらに、香港と中華人民共和国との間の仲裁判断の執行に関する制度を背景に、CAAI規則に基づく仲裁判断を中華人民共和国内で執行することも期待されます。その他CAAI規則は、複数契約にまたがる紛争の仲裁、仲裁手続の併合、仲裁手続期間の限定等の規定も設けており、国際仲裁におけるCAAの存在感を大きく高めるものとなっています。

仲裁機関、仲裁地の選択及び仲裁判断の執行は、日本企業にとっても関心の高い情報ですので、紹介する次第です。詳細は、Jones Day Alert "New International Rules of Chinese Arbitration Association Streamline Processes" (オリジナル(英語)版)をご参照ください。

タイトル掲載雑誌発行日
ジョーンズ・デイ・アラート:中華民国仲裁協会の新たな国際規則による潮流ジョーンズ・デイ・アラート2017年7月

担当弁護士

パートナー :棚澤 高志 松田 暖

アソシエイト :藤本 博之